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Takumi Tokunaga
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個人開発のAI利用構成と2026年7月の課金額(API換算)を公開する

公開日 · 2026/08/01

トピック

ai
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個人開発

こんにちは、個人開発者のttokunagaです。

今回は、個人開発で利用しているAIサービスの構成と、2026年7月の利用量をAPI料金に換算した金額を公開します。

7月はChatGPT Proに含まれるCodexと、Claude Max 20xを利用しました。使用状況画面で確認できた利用量は、Codexが269.9億トークン、Claudeが4モデル合計で440.6526Mトークン(約4.41億トークン)です。合計すると約274.31億トークンになりました。Codexの累計使用量は、8月2日の週までで418.3億トークンです。

CodexをGPT-5.6 Sol、Claudeを各モデルの標準API料金に当てはめた主試算は、合計$72,149.33(約1,082.2万円)です。ChatGPT ProとClaude Max 20xの月額料金を合わせた$400との差額は、$71,749.33(約1,076.2万円)になります


🤖 2026年7月のAI利用構成

利用形態 サービス この記事での扱い 支出(税抜)
サブスク ChatGPT Pro $200(Codex) GPT-5.6 Solを主試算にし、Terra・Luna換算も併記 $200
サブスク Claude Max 20x Sonnet 5、Fable 5、Opus 5、Opus 4.8を各API単価で換算 $200
合計 $400

ChatGPT ProClaude Max 20xは、いずれも月額$200のプランを利用しています。以降のAPI換算額は、サブスクで使ったトークンを従量課金APIで処理したと仮定した参考値です。追加の使用クレジットを購入した場合の支出は含めていません。


💸 API換算の前提条件

今回の試算は、次の条件で統一しました。

  • 1 USD = 150円
  • 税金、Batch・Flex・Priority処理、データ所在地の追加料金、Fast mode、ツール利用料は含めない
  • 長いコンテキストに対する追加料金は含めない
  • キャッシュ書き込みトークンは使用状況画面から分からないため含めない
  • Codexは総量を通常入力20%・キャッシュ読み出し77%・出力3%へ仮配分
  • Claudeは画面の入力、出力、モデル別キャッシュヒット率をそのまま使用
  • Claudeのキャッシュヒット分には5分キャッシュの読み出し単価を適用

📊 Codex:269.9億トークン、API換算約925.1万円

Codexの使用状況画面には、7月の各週について次のトークン数が表示されました。

集計週 使用トークン数
7月5日の週 37.7億
7月12日の週 115.6億
7月19日の週 61.6億
7月26日の週 55.0億
7月合計 269.9億

Codexのトークン使用状況(2026年7月5日の週) 7月5日の週は37.7億トークンでした

Codexのトークン使用状況(2026年7月12日の週) 7月12日の週は115.6億トークンでした

Codexのトークン使用状況(2026年7月19日の週) 7月19日の週は61.6億トークンでした

Codexのトークン使用状況(2026年7月26日の週) 7月26日の週は55.0億トークンでした

現在までのCodex累計は418.3億トークン

Codexの累計トークン使用量(2026年8月2日の週まで)

特に7月12日の週は、1週間で115.6億トークンを消費しました。

7月は筆者の環境でCodexの利用枠がリセットされる回数が多く、制限へ到達しても再び作業できる場面がありました。長いコンテキストを持つセッションの再開や、リセット後の再読み込みも重なり、週100億トークンを超える消費につながったと考えています。

GPT-5.6 Sol換算では$61,672.15

GPT-5.6の公式発表によると、GPT-5.6 Solの標準API料金は100万トークンあたり通常入力 $5、キャッシュ入力 $0.50、出力 $30 です。

269.9億トークンを、通常入力20%・キャッシュ入力77%・出力3%として計算します。

区分 トークン数 API単価 試算額
通常入力(20%) 5,398 MTok $5 / MTok $26,990.00
キャッシュ入力(77%) 20,782.3 MTok $0.50 / MTok $10,391.15
出力(3%) 809.7 MTok $30 / MTok $24,291.00
合計 26,990 MTok $61,672.15

日本円では、$61,672.15 × 150円 = 9,250,822.5円、およそ925.1万円です。

Terra・Lunaならどこまで下がるか

Codexの使用状況画面では、Sol・Terra・Lunaのモデル別内訳を確認できません。そこで、同じ269.9億トークンを各モデルだけで処理した場合も比較します。

GPT-5.6 通常入力 / キャッシュ入力 / 出力(1 MTok) API換算額 日本円換算
Sol $5 / $0.50 / $30 $61,672.15 約925.1万円
Terra $2.50 / $0.25 / $15 $30,836.08 約462.5万円
Luna $1 / $0.10 / $6 $12,334.43 約185.0万円

これは実際のモデル別利用額ではなく、モデル内訳が分からない場合の感度分析です。主試算には、従来のGPT-5.5と同単価で、フラッグシップ層に当たるSolを採用します。


🤖 Claude:約4.41億トークン、API換算約157.2万円

Claudeの2026年7月モデル別使用状況 Claudeの30日間におけるモデル別の入力・出力トークン数とキャッシュヒット率です

モデル 入力 出力 合計 キャッシュヒット率
Sonnet 5 23.6M 77.9M 101.5M 33.5%
Fable 5 7.4M 80.1M 87.5M 24.8%
Opus 5 0.2526M 58.0M 58.2526M 21.8%
Opus 4.8 32.7M 160.7M 193.4M 19.9%
合計 63.9526M 376.7M 440.6526M

Claude全体では出力が376.7Mトークンで、総量の約85.5%を占めます。Fable 5とOpus系は出力単価が高いため、API換算額も出力トークンが大部分を占めます。

モデル別API換算額

Anthropicの公式料金表にある2026年7月時点の標準料金を使います。Sonnet 5は8月31日までの導入価格である通常入力 $2、キャッシュ読み出し $0.20、出力 $10 を適用します。Fable 5は $10 / $1 / $50、Opus 5とOpus 4.8は $5 / $0.50 / $25 です。

画面に表示された入力トークンをキャッシュヒット率で分けると、計算は次のようになります。

モデル 通常入力 キャッシュ入力 出力 計算 API換算額
Sonnet 5 15.694M 7.906M 77.9M 15.694×$2 + 7.906×$0.20 + 77.9×$10 $811.97
Fable 5 5.5648M 1.8352M 80.1M 5.5648×$10 + 1.8352×$1 + 80.1×$50 $4,062.48
Opus 5 0.1975332M 0.0550668M 58.0M 0.1975332×$5 + 0.0550668×$0.50 + 58.0×$25 $1,451.02
Opus 4.8 26.1927M 6.5073M 160.7M 26.1927×$5 + 6.5073×$0.50 + 160.7×$25 $4,151.72
合計 47.6490332M 16.3035668M 376.7M $10,477.18

合計額は、各行をセント単位に丸める前の値から計算しています。

日本円では、$10,477.18 × 150円 ≒ 1,571,578円、およそ157.2万円です。

Fable 5は87.5Mトークンで総量の約19.9%ですが、API換算額ではClaude全体の約38.8%を占めました。出力100万トークンあたり$50という単価の影響が大きく出ています。


📉 サブスク利用による割引相当額

CodexはGPT-5.6 Sol換算を使い、税抜のサブスク料金と比較します。

サービス API相当額 サブスク料金 差額(割引相当)
Codex $61,672.15 $200 $61,472.15
Claude $10,477.18 $200 $10,277.18
合計 $72,149.33 $400 $71,749.33

日本円では、API相当額が約10,822,400円、サブスク料金が60,000円、差額が約10,762,400円(約1,076.2万円)です。サブスク料金はAPI換算額より約99.4%低い計算になります。

ただし、これはOpenAIやAnthropicが提示する公式な割引率ではありません。総トークン数を公開API単価へ当てはめた単純比較であり、とくにCodexのモデル構成と課金区分は推定です。


📰 2026年7月のAIニュースと所感

GPT-5.6 Lunaの価格が80%下がり、価格の下限が一気に下がった

OpenAIは7月9日、GPT-5.6 Sol、Terra、LunaをChatGPT、Codex、APIへ展開しました。開始時点の通常入力・出力料金は、100万トークンあたりSolが $5 / $30、Terraが $2.50 / $15、Lunaが $1 / $6 でした。

その後OpenAIは7月30日の価格改定で、Terraを $2 / $12 へ20%値下げし、Lunaを $0.20 / $1.20 へ80%値下げしました。Lunaのキャッシュ入力は $0.02 です。Solの価格は変わっていません。

改定後の単価を今回の269.9億トークンへ当てはめると、同じ比率でもSol換算の約925.1万円に対し、Terraなら約370.0万円、Lunaなら約37.0万円まで下がります。価格改定は月末だったため、本稿上部の7月全体の換算は改定前単価のままとしています。

LunaはGemini最安のFlash-Liteより安い

Gemini APIの料金表で現行GAモデルの最安となるGemini 3.5 Flash-Liteは、通常入力 $0.30、出力 $2.50、キャッシュ入力 $0.03 です。改定後のGPT-5.6 Lunaは $0.20 / $1.20 / $0.02 なので、入力とキャッシュ入力が約33.3%安く、出力は52%安い計算になります。

Googleの主力であるGemini 3.6 Flashの$1.50 / $7.50と比べると、Lunaは入力が約86.7%安く、出力が84%安い価格です。Geminiの最安モデルよりもLunaのほうが安くなったため、価格だけを理由にGeminiを選ぶ意味はほぼなくなりました

Geminiの存在意義はほとんどなくなった

コード生成やエージェント用途では、GPT-5.6ファミリーの性能と価格によって、Geminiを選ぶ理由はほぼなくなったと考えています。OpenAIの同一ファミリー内で、難しい仕事はSol、量を回す仕事はTerraやLuna、さらに単純な大量処理はGPT-5 nanoへ切り替えられるためです。

残る可能性があるのは、Geminiが得意としてきたネイティブなマルチモーダル処理です。今後、私がGeminiを使うとすれば、汎用的なコーディングではなく次の領域に限られます。

  • スキャン画像や写真からのOCR、帳票の構造化
  • PDF、画像、音声、動画をまとめて扱う処理
  • 図表や画面レイアウトを読むマルチモーダル推論
  • Google SearchやMapsとのグラウンディング

言い換えると、Geminiは「安い汎用モデル」という立ち位置を失い、存在意義はマルチモーダル性能を生かしたOCR・文書理解などの限定的な用途にほぼ絞られました。ここでもOpenAI側の画像・文書処理が追いつけば、私のAIスタックからGeminiが外れる可能性は高いと見ています。

Claudeも7月にモデル構成が大きく変わった

Anthropicは7月1日にFable 5へのアクセスを再開し、7月24日にはClaude Opus 5を公開しました。Opus 5はOpus 4.8と同じ入力$5・出力$25で提供されています。また、Sonnet 5には8月31日まで入力$2・出力$10の導入価格が設定されています。

今回の画面でSonnet 5、Fable 5、Opus 5、Opus 4.8が混在しているのは、7月中にモデルの選択肢が大きく入れ替わった時期と重なります。とくにOpus 5は月末に登場したにもかかわらず、出力は58.0Mまで伸びました。

Codexは週100億トークン時代に入った

今月もっとも驚いたのは、新モデルのベンチマークよりも自分の利用量でした。7月12日の週だけで115.6億トークン、月全体で269.9億トークンです。

利用枠のリセットが多いと、作業を継続できる反面、同じプロジェクトのコンテキストを何度も読み直す機会も増えます。今後は単に「何トークン使えたか」だけでなく、リセットやコンパクションを挟んでも成果物へつながったか、同じ情報を再投入しすぎていないかも見ていく必要があります。


💡 まとめ

2026年7月の個人開発では、Codexで269.9億トークン、Claudeで約4.41億トークン、合計約274.31億トークンを確認しました。Codexの累計は、8月2日の週までで418.3億トークンです。

CodexをGPT-5.6 Sol、Claudeを各モデルの標準API料金で換算すると、合計$72,149.33(約1,082.2万円)です。2つのサブスク料金$400との差額は、$71,749.33(約1,076.2万円)になりました

7月30日の価格改定で、TerraのAPI料金は20%、Lunaは80%下がりました。LunaはGemini 3.6 Flashだけでなく、Geminiの現行GAモデルで最安の3.5 Flash-Liteよりも安くなっています。汎用のコード生成やエージェントでGeminiを選ぶ理由はほぼなくなり、残る可能性があるのはOCRや文書理解など、ネイティブなマルチモーダル性能を生かす限定的な用途です。

そして、Codexでは1週間で100億トークンを超える消費が現実になりました。サブスクの費用対効果は非常に大きい一方、トークン消費量そのものを成果とみなさず、リセット後の再読み込みや重複処理も含めて使い方を見直していきます。

参考資料

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